チャイルドシートに変わる大人気商品、スマートベルト。チャイルドシートを嫌がる子や、その手軽さから売り切れも続出していますよね。車を持っていない我が家でも、帰省時にはコンパクトで毎回チャイルドシートを借りる手間やお金が浮いてとても便利！
そんなスマートベルトですが、ブースターシートを併用しても良いのかな？と疑問に思ったことはありませんか？私もスマートベルトとブースターシートを使えば子どもの座高が上がって景色が見えやすいかな？二つを併用する方が安全なんじゃない？と思いました。
しかし、2つの製品を併用するのは実は危険なんです！
- スマートキッズベルトとブースターシートの併用がなぜ危険なのか
- その具体的な理由と正しい使い方
- 安全な製品選びのポイント
- 助手席での使用は可能か
スマートキッズベルトとブースターシートの併用は、子供にとって危険です。子供の安全を守るためには、それぞれの製品を正しく単独で使用しましょう。
※本記事は、情報提供のみを目的としたものであり、専門的な助言に代わるものではありません。子供の安全に関する決定は、必ずご自身の責任で行ってください。
スマートキッズベルトとブースターの併用はダメ
スマートキッズベルトとブースターシートを一緒に使うことが危険な理由は、これらの製品がそれぞれ異なる役割を持っているからです。
スマートキッズベルトは、シートベルトの位置を子供に適した位置に調整するためのものです。一方、ブースターシートは、子供を座席で高くすることでシートベルトの位置を適正化するためのものです。
この二つを併用すると、シートベルトの位置が不適切になり、以下のリスクが生じます。
- シートベルトの位置がずれる：スマートキッズベルトがブースターシートによって高くなった子供に対して正しく機能しなくなることがあります。
- 保護効果の低下：シートベルトが子供の体に正しくフィットしないと、事故の際に適切な保護が得られません。
- シートベルトの緩み：二重で位置調整が行われるため、シートベルトが緩む可能性があります。
そのため、2つを併用すると逆にシートベルトの位置が適正でなくなり、事故に遭った時に子どもを守ることができない大きなリスクがあります。
スマートベルトの日本公式アカウントでも、危険と返答しています。
ジュニアシートも同様に、併用はせず単独での使用をしましょう。
併用が危険なことは周知されていない
スマートキッズベルトとブースターを併用しようか迷っている人の声も多く聞きます。
スマートキッズベルトとブースターシートを併用すれば、より安全に子供を守れるという誤った認識を持っている人がいる可能性があります。
また併用すれば、二重の安全対策になると考えている可能性もありますね。
購入した際は、併用せず単独で使用するようにしましょう。
スマートキッズベルトは助手席で使えるのか
結論から言うと、助手席での使用は可能ですが推奨はできません。
その理由は、衝突時にエアバッグの作動により大きな衝撃を受け、非常に危険なためです。
助手席で使う場合は、座席を一番後ろに下げて、保護者の責任のもと使用するようにとのことです。
安全性を考えると後部座席で使用をするのが良さそうですね。
スマートキッズベルトの正しい使い方
スマートキッズベルトの正しい使い方は以下の通りです。
- 単独使用：スマートキッズベルトはブースターシートなしで使用します。
- 適切な取り付け：シートベルトの肩部分が子供の肩にしっかりとかかるように調整し、腰部分が腰骨の低い位置にしっかりと固定されるようにします。
- 成長に合わせた調整：子供の成長に合わせて定期的にベルトの位置を確認し、必要に応じて調整します。
- 3点式のベルトに使用する：必ず3点式シートベルトの座席でご使用ください。
次に、どのような点に注意して製品を選べば良いのか解説します。
安全な製品選びのポイント
1．認証と規格
安全基準を満たしている製品を選びましょう。各国の安全基準や規格（例えば、ECE R44/04など）に適合しているかを確認します。
2．適用年齢・体重
子供の年齢や体重に適した製品を選びましょう。
スマートキッズベルトは3歳 〜 12歳、15kg以上 〜 36kg以下です。
※年齢は目安であり体重が着用基準
製品のラベルや説明書を確認し、適用範囲を確かめましょう。
3．ユーザーレビューと評価
他のユーザーのレビューや評価を確認し、実際の使用感や問題点について情報を確認してみましょう。
- 子供の年齢や体重、使用している車種など、自分の状況と似たレビューを探す
- 高評価のレビューだけでなく、低評価のレビューもよく読む
- 複数のユーザーが同じ問題を指摘している場合、その問題は製品の欠陥である可能性があります。例えば、取り付けが難しい、シートベルトが緩む、子供が嫌がるといった共通の問題点がないか確認すると良い
以上の4つのポイントを確認してから購入しましょう。
併用せず、助手席ではなく後部座席で！
スマートキッズベルトとブースターシートの併用は危険です。また助手席の使用も推奨されていません。使い勝手が悪いかも？と思うかもしれませんが、わずか120gでコンパクトなため、持ち運びにもとても便利です。使い方によってとても重宝するグッズですよ。
特に以下のようなメリットがあります。
- 軽量でコンパクトだから、バッグに入れても邪魔にならない（旅行やお出かけ時にぴったり！）
- 車内が広々使えるから、家族全員が快適に過ごせる
- 簡単に装着できるから、忙しい朝でもスムーズに出発できる
- どの車にも対応するユニバーサル設計だから、どの家族の車でも使える。（レンタカーでも問題なし！）
- 調整が簡単だから、子どもの成長に合わせて長く使える。（長期的なコスパが良い！）
スマートキッズベルトを使う時には、子どもの安全を第一に考え、正しい使い方を守りましょう。
子どもの安全をしっかり守るためにも、以下のリンクから適切な使用方法を確認し、楽しいお出かけにしてくださいね。
