子どもを車に乗せる時、一番心配なのはやっぱり安全ですよね。特に、ジュニアシート選びは、親として責任重大な決断です。
でも、背もたれなしのジュニアシートって、一体いつから使っていいの？法律的にはどうなの？と、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
実は、日本の法律では6歳未満のお子さんにはチャイルドシートが義務付けられていますが、背もたれなしのジュニアシートに関しては、法律で明確に定められていません。
この記事では、背もたれなしのジュニアシートについて、
- 法律で決められた年齢や条件
- 安全に使うためのポイント
- 選び方のコツ
などを分かりやすく解説します。
この記事を読めば、お子さんの安全を第一に考えたジュニアシート選びができるようになりますよ。安心してドライブを楽しめるように、ぜひ参考にしてくださいね。
背もたれなしのジュニアシート、法律では何歳からOK？
背もたれなしジュニアシートは何歳から使用できるのか、また法律に関してはどのようになっているのでしょうか。
日本では、以下のような法律が義務付けられています。
- 6歳未満：チャイルドシートまたはジュニアシートの着用が義務
- 6歳以上：法律上の着用義務なし
ただし、身長140cm未満は背もたれ付きジュニアシートの着用が推奨
しかし、背もたれなしのジュニアシートを使用開始する年齢については、法律で明確に定められていません。
一般的には4歳頃から10歳頃までを目安に使用されます。これは、子供の体格や発達には個人差があるため、年齢だけでなく、身長や体重も考慮して判断する必要があるためです。
6歳以上でも140cm未満の子どもは、背もたれ付きジュニアシートを推奨
道路交通法では、6歳未満の幼児に対してチャイルドシートまたはジュニアシートの使用を義務付けていますが、6歳以上に関する明確な規定はありません。しかし、安全性を考慮すると、子どもの体格によっては6歳以上でも背もたれ付きジュニアシートの使用が推奨されます。
日本自動車連盟（JAF）では、身長140cm未満の子どもには、背もたれ付きジュニアシートの使用を推奨しています。これは、シートベルトが正しく体にフィットせず、事故の際に重大な怪我につながる可能性があるためです。
背もたれなしジュニアシートの法律について
日本において、背もたれなしジュニアシート（ブースターシート）の使用に関する法的要件は、6歳未満の幼児に対してチャイルドシートまたはジュニアシートの使用を義務付けるという点のみです。
6歳以上に関しては、具体的な規定はありませんが、安全性を考慮し、身長140cm未満の子供には背もたれ付きジュニアシートの使用が推奨されています。（JAF基準）
各国のジュニアシート規制の違い
日本:
- 6歳未満: チャイルドシートまたはジュニアシートの着用義務
- 6歳以上: 身長140cm未満は背もたれ付きジュニアシート推奨（法的義務ではない）
欧州連合（EU）:
- 身長125cm未満または体重22kg未満: 背もたれ付きジュニアシートの着用義務
- 身長125cm以上150cm未満または体重22kg以上36kg未満: ブースターシートの使用可能
アメリカ:
- 各州によって規制が異なる
- 一般的に、年齢・体重・身長に基づいた段階的な使用が推奨されている
背もたれなしジュニアシートの選び方と注意点
背もたれなしジュニアシートを選ぶ際は、以下の点に注意しましょう。
- 対象年齢・体重: 製品の対象年齢・体重を必ず確認し、お子様に合ったものを選びましょう。
- シートベルトのフィット感: シートベルトがお子様の肩にきちんとフィットするか確認しましょう。首にかからないように注意が必要です。
- 安全性: ECE R44/04またはUN R129などの安全基準を満たした製品を選びましょう。
- 座り心地: 長時間座っても疲れないような、座り心地の良いものを選びましょう。
- 取り付けやすさ: 車への取り付けが簡単で、確実に固定できるものを選びましょう。
背もたれなしと背もたれ付きジュニアシートの比較
背もたれなしジュニアシートのメリットとデメリット
メリット:
- コンパクトで軽量: 車内スペースを広く使え、持ち運びや収納がしやすい。
- 価格: 比較的安価で購入できる。
デメリット:
- 安全性: 側面衝突時の保護性能が低く、頭部や頸部の保護が不十分な場合がある。
- 快適性: 長時間座ると疲れやすい場合がある。
- シートベルトのフィット感: 体格によっては、シートベルトが首にかかったり、肩からずり落ちたりする可能性がある。
背もたれ付きジュニアシートとの違いと安全性
背もたれ付きジュニアシートは、頭部と頸部を保護するヘッドレストと、側面衝突時の衝撃を吸収するサイドサポートを備えています。そのため、側面衝突時の安全性は背もたれなしジュニアシートよりも高いと言えます。
また、背もたれがあることで子どもの姿勢を安定させ、シートベルトのフィット感を向上させる効果もあります。
身長140cm未満で悩む場合、2wayタイプが便利
身長140cm未満の子どもには、背もたれ付きジュニアシートの使用が推奨されます。
もし、140cm未満でも、下記のような取り外せるタイプであれば、ジュニアシートからブースターに替えることができるので、今からでも長く使うことができます。
ポチップ
おすすめの「背もたれなしジュニアシート」3選
背もたれなしのジュニアシートは「ブースター」と呼ばれています。たくさんの種類が販売されているので、どれを選ぶべきか悩んでしまいますよね。
今回は、口コミや評判が良く周りでも使用している人が多い、おすすめのブースターシートを3つご紹介します。
1．SAFIXブースターシート
SAFIX（サフィックス）ブースターシートは、日本のベビー用品メーカーDAIICHI（第一）が販売するISOFIX対応のジュニアシートです。
特徴
- ISOFIX対応: 車のシートにISOFIXコネクターを差し込むだけで、しっかりと固定できます。シートベルトでの固定と比べて、取り付けミスが少なく、安全性が高いのが特徴です。
- UN R129/03 i-Size 適合: 最新の安全基準であるUN R129/03 i-Sizeに適合しており、より高い安全性が確保されています。
- ロングユース: 身長125cmから150cmまで、幅広い身長のお子様に対応しています。
- 軽量コンパクト: 重さは約3kgと軽量で、コンパクトに収納できます。
- 洗えるシートカバー: シートカバーは取り外して洗濯できるので、いつでも清潔に保てます。
注意点
- ISOFIX対応車種であることを確認してください。
- お子様の身長が125cmに満たない場合は使用できません。
2． ISOFIXブースターシート
ISOFIXブースターシートは、ISOFIX（アイソフィックス）という国際標準規格の固定方式を採用したチャイルドシートの一種です。シートベルトを使わずに、車に直接固定できるため、取り付けが簡単で確実なのが特徴です。
ISOFIXブースターシートのメリット
- 取り付けが簡単: 車のシートにISOFIXコネクターを差し込むだけで固定できるため、シートベルトでの固定と比べてミスが少なく、確実な取り付けが可能です。
- 安全性が高い: シートベルトでの固定よりも、よりしっかりと固定されるため、安全性が高いとされています。
- 着脱が容易: ISOFIXコネクターを外すだけで簡単に取り外せるため、車から車への付け替えもスムーズに行えます。
3．ブースターシート BabyGo!
BabyGo! ブースターシートは、約780gと軽量で持ち運びやすく、洗濯機で丸洗いできるカバーが特徴のジュニアシートです。
注意点は、ISOFIXには対応しておらず、シートベルトで固定するタイプです。
4．【ブースターと一緒に買いたい】ヘッドレストピロー alebana
ブースターシートにして、一番困るのが子どもが寝たとき。頭がグラグラして安定しないので運転していて、可哀想だなと支えてあげたくなりますよね。そんな悩みを解決するのがコレ。
ALEBANA（アレバナ）のヘッドレストピローは、ジュニアシートやチャイルドシートと組み合わせて使うネックピローです。
特徴
- 快適な素材: ネックピロー部分は、柔らかく肌触りの良い3Dメッシュ状のクッションカバーでできており、通気性が良く、夏でも快適に使用できます。
- 丸洗い可能なカバー: カバーは取り外して洗濯機で丸洗いできるので、いつでも清潔に保てます。
- 工具不要で簡単取り付け: ヘッドレストに引っ掛けるだけで簡単に取り付けられます。
ALEBANAのヘッドレストピローは、ドライブ中の子供の睡眠をサポートし、長時間のドライブでも快適に過ごせるように設計されています。お子様の安全と快適なドライブのために、ぜひ検討してみてください。
楽天で詳細を見る⇒ヘッドレストピロー alebana
子どもの安全を守るジュニアシート
子どもの成長は本当にあっという間ですよね。ついこの間まで赤ちゃんだったのに、もうジュニアシートが必要な年齢になるなんて…。
「そろそろジュニアシートを卒業させようかな？」「背もたれ付きと背もたれなし、どっちがいいんだろう？」そんな風に悩んでいる方も多いと思います。
この記事が、そんなあなたの疑問を解消し、お子さんにぴったりのジュニアシートを選ぶための一助となれば嬉しいです。
例えば、活発なお子さんなら、体が大きくなっても背もたれ付きの方が安心かもしれませんし、車内を広く使いたい場合は背もたれなしの方が便利かもしれません。
お子さんの体格や性格、そして普段のドライブスタイルに合わせて、ぜひベストな選択をしてくださいね。
そして、ジュニアシートを選んだら、必ず正しく取り付けて、シートベルトもきちんと着用させてあげてください。それが、大切なお子さんの安全を守ることにつながります。
この記事が、あなたと大切なお子さんの安全で快適なカーライフの一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。
